保育士という仕事 [雑記]
先日、こんな記事を読みました。
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保育士の給与はなぜ低いのか 待機児童問題から考える:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH9Y524SH9YUEHF00S.html
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タイトルから真っ先に浮かんだのは『だって残業ないじゃん』ということでした。
保育士に限らず、オープンとクローズが決まっていて、トラブルによる延長がなく、早番と遅番とがある仕事ならば、残業はほぼないと思います。
私自身、基本給の部分は高くなく(休職や産休・育休もあったため、ほかの同期よりも昇給は遅いと思います)、深夜手当や時間外手当の存在が大きいものでした。
今は時短勤務のため基本的に深夜勤務も時間外勤務も免除のため、毎月の給与は……。
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話が逸れましたね(笑)
《保育士という職業への誤解》、これは少なからずあると思います。
私自身《子ども好きな人が子どもと遊ぶ仕事》という認識がなかった訳ではありません。
そこには《専門性》という意識はありませんでした。
また《幼稚園は教育の場、保育園は親に代わって保育をする場》だと思っていました。
(その考え方は今でも変わりません)
チビちゃんの担任の先生は、私と同年代くらいの女性で、細かなことに気がつく先生です。
上履きを使い始める時、注意力散漫気味なチビちゃんのために『柄のあるものではなくてシンプルなものがオススメ』とアドバイスしてくれたり。
いざ上履きを履いたらかかとが上手く入れられない何人かの子のためにゴムをつけてくれたり。
そしてそのゴムの長さが次第に短くなっていることに最近気付いてびっくりしたところです。
《チビちゃんの習熟度に応じて難易度を調整してくれている》ということに。
うがい用に自分のコップを使い始めた時は、私のことを褒めてくれました。
チビちゃんが使いやすいようにと、コップ袋は裏地とマチをつけて自立するものを作りました。
すると『ママ仕事してるのによく作れたね』『これは使いやすいから、チビくんと一緒に練習するからね』と声をかけてくれました。
育児をしていると《やって当然》とされる部分が多いので、そんな労いの言葉をかけられるのはとても嬉しいことでした。
私と話をするために保育室を抜けた時には、園長先生に『私が抜けてるから下のクラスマイナスです』と伝えるという、3学年分が入り混じっている中での必要人員を意識した言葉もありました。
普段はそんなことはないのですが、日々意識しているからこそその場で出た言葉に思えました。
そんなことが日々あるんです。
《すごいな、プロだな》と何度も思わされています。
私の目から見ると、保育士には《主に子どもと遊んでいる保育士》と《遊びを通して積極的に発達や成長を促す保育士》がいるんです。
おままごとをしている時に、《ただ食べたり作ったりの相手をしているだけ》なのと《お買い物を頼んでお金の概念を教える》のは明らかに違いますよね。
イベントの少ない園だとどうしてもマンネリになりがちだから、《単に子供と遊んでいるだけ》という保育士がゼロかと言われればゼロじゃないと思います。
そしてそんな保育士とチビちゃんの担任の先生のような保育士との給与が大差ないのだとすれば、おかしいと思うんです。
担任の先生に感謝を伝えると、冗談ぽく『なんか今日たくさん褒められてるー♪』という反応が返ってきました。
チビちゃんの発達を気にかけてくれているので市とのやり取りのことも話していますが、それも『私が気になるから忙しいのに教えてくれてありがとう』と言ってくれます。
謝意だけではなく、給与や待遇に反映させられたらどれだけ良いか…。
そんな先生は、私と同じくヘルニア持ちです。
恐らく他のママたちは知りません。先生の性格的に言わなそう…。
私が知ったのは、私が足を引きずっていて原因を聞かれ、ヘルニアの話をした時に聞いたからです。
そして、帰りたくないとゴネるチビちゃんが職員室前をウロウロしていた時に、先生がコルセットを外すところも見ています。
痛みがない時期にも予防のためにコルセットをすることはあります。
この先生は、必要なら迷いなく子どもを抱き上げてくれるので、痛みがまた出るリスクは高いと思います。
現に『最近また痛くって』と言っていたこともあるし、私の腰痛が緩和したと言ったら『腰痛は悪化しかしないと思ってたけどよくなることもあるんだね』と言っていたこともあります。
つまり《先生の腰痛は悪化している》のかと。
女社会で、きっとたまにはモンスターペアレンツもいて、子どもと親との相手をしなくちゃいけなくて、子どもの命をも預かって、肉体労働の要素もある仕事。
それが薄給なんだとしたら、なり手が少なくて当たり前だと思います。
保育料は所得比例だから、子どもが多い家庭にとって《保育料アップ》は大打撃かもしれません。
でも3歳からの保育料は2歳までに比べると大幅に安いし、第三子以降は条件によっては無料だったりもするんですよね。
(小学校○年生以下に在籍、という条件だったような…。それだと年齢が離れている場合は補助が受けられないんですよね…)
保育士の待遇改善のためなら保育料が上がってもいいと考えている親は少なくないと思うのですが、これをどう訴えればいいのかわかりません…。
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保育士の給与はなぜ低いのか 待機児童問題から考える:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH9Y524SH9YUEHF00S.html
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タイトルから真っ先に浮かんだのは『だって残業ないじゃん』ということでした。
保育士に限らず、オープンとクローズが決まっていて、トラブルによる延長がなく、早番と遅番とがある仕事ならば、残業はほぼないと思います。
私自身、基本給の部分は高くなく(休職や産休・育休もあったため、ほかの同期よりも昇給は遅いと思います)、深夜手当や時間外手当の存在が大きいものでした。
今は時短勤務のため基本的に深夜勤務も時間外勤務も免除のため、毎月の給与は……。
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話が逸れましたね(笑)
《保育士という職業への誤解》、これは少なからずあると思います。
私自身《子ども好きな人が子どもと遊ぶ仕事》という認識がなかった訳ではありません。
そこには《専門性》という意識はありませんでした。
また《幼稚園は教育の場、保育園は親に代わって保育をする場》だと思っていました。
(その考え方は今でも変わりません)
チビちゃんの担任の先生は、私と同年代くらいの女性で、細かなことに気がつく先生です。
上履きを使い始める時、注意力散漫気味なチビちゃんのために『柄のあるものではなくてシンプルなものがオススメ』とアドバイスしてくれたり。
いざ上履きを履いたらかかとが上手く入れられない何人かの子のためにゴムをつけてくれたり。
そしてそのゴムの長さが次第に短くなっていることに最近気付いてびっくりしたところです。
《チビちゃんの習熟度に応じて難易度を調整してくれている》ということに。
うがい用に自分のコップを使い始めた時は、私のことを褒めてくれました。
チビちゃんが使いやすいようにと、コップ袋は裏地とマチをつけて自立するものを作りました。
すると『ママ仕事してるのによく作れたね』『これは使いやすいから、チビくんと一緒に練習するからね』と声をかけてくれました。
育児をしていると《やって当然》とされる部分が多いので、そんな労いの言葉をかけられるのはとても嬉しいことでした。
私と話をするために保育室を抜けた時には、園長先生に『私が抜けてるから下のクラスマイナスです』と伝えるという、3学年分が入り混じっている中での必要人員を意識した言葉もありました。
普段はそんなことはないのですが、日々意識しているからこそその場で出た言葉に思えました。
そんなことが日々あるんです。
《すごいな、プロだな》と何度も思わされています。
私の目から見ると、保育士には《主に子どもと遊んでいる保育士》と《遊びを通して積極的に発達や成長を促す保育士》がいるんです。
おままごとをしている時に、《ただ食べたり作ったりの相手をしているだけ》なのと《お買い物を頼んでお金の概念を教える》のは明らかに違いますよね。
イベントの少ない園だとどうしてもマンネリになりがちだから、《単に子供と遊んでいるだけ》という保育士がゼロかと言われればゼロじゃないと思います。
そしてそんな保育士とチビちゃんの担任の先生のような保育士との給与が大差ないのだとすれば、おかしいと思うんです。
担任の先生に感謝を伝えると、冗談ぽく『なんか今日たくさん褒められてるー♪』という反応が返ってきました。
チビちゃんの発達を気にかけてくれているので市とのやり取りのことも話していますが、それも『私が気になるから忙しいのに教えてくれてありがとう』と言ってくれます。
謝意だけではなく、給与や待遇に反映させられたらどれだけ良いか…。
そんな先生は、私と同じくヘルニア持ちです。
恐らく他のママたちは知りません。先生の性格的に言わなそう…。
私が知ったのは、私が足を引きずっていて原因を聞かれ、ヘルニアの話をした時に聞いたからです。
そして、帰りたくないとゴネるチビちゃんが職員室前をウロウロしていた時に、先生がコルセットを外すところも見ています。
痛みがない時期にも予防のためにコルセットをすることはあります。
この先生は、必要なら迷いなく子どもを抱き上げてくれるので、痛みがまた出るリスクは高いと思います。
現に『最近また痛くって』と言っていたこともあるし、私の腰痛が緩和したと言ったら『腰痛は悪化しかしないと思ってたけどよくなることもあるんだね』と言っていたこともあります。
つまり《先生の腰痛は悪化している》のかと。
女社会で、きっとたまにはモンスターペアレンツもいて、子どもと親との相手をしなくちゃいけなくて、子どもの命をも預かって、肉体労働の要素もある仕事。
それが薄給なんだとしたら、なり手が少なくて当たり前だと思います。
保育料は所得比例だから、子どもが多い家庭にとって《保育料アップ》は大打撃かもしれません。
でも3歳からの保育料は2歳までに比べると大幅に安いし、第三子以降は条件によっては無料だったりもするんですよね。
(小学校○年生以下に在籍、という条件だったような…。それだと年齢が離れている場合は補助が受けられないんですよね…)
保育士の待遇改善のためなら保育料が上がってもいいと考えている親は少なくないと思うのですが、これをどう訴えればいいのかわかりません…。
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