私の出産の話② [出産]
昨日の続きです。
37週5日、月曜日。
前日の夜からは絶飲食。
5時に起きてトイレに行って、弾性ストッキングを履いて、術衣に着替えて待ちました。
6時に看護師さんが来て、体温と血圧を測ったり、点滴のルートを取ったり…。
9時からの予定だったけど、少し遅れるという連絡がありました。
一緒に入る看護師さんは、大好きな看護師さん2人。それだけで心強かったです。
看護師さん2人と旦那と、4人で手術室前まで歩いて行きました。
旦那は家族控え室で待機。
私の出産した病院では、術衣のまま手術台に横になり、下着は看護師さんが脱がせてくれて、スナップボタンの術衣の前を外されて、横向きに寝転んで麻酔、という流れでした。
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ちなみに、病院によって服を脱ぐタイミングが違うらしいと知ったのは産後のことです。
友達の出産した病院は、手術台の横で術衣と下着を脱いで、裸で手術台に乗って、横向きに寝転んで麻酔、という流れだったらしく…。
下着脱がされるのもちょっと抵抗あるけど、全裸で階段登るのを見られるのは嫌です…!!!
痛いと噂の麻酔は大して痛くありませんでした。
仲良しの看護師さんが手を握りに来てくれて、身体をさすってくれて「大丈夫だからね」って声をかけてくれたけど、私が痛がってないことにびっくりしてました(笑)
「あれ、もう麻酔終わったの?」
「手術台ってあったかくて気持ちいいー」
なんて呑気なこと言う妊婦は珍しいそうです。
ただし、よかったのはそこまででした。
麻酔が効くと動かないと聞いていたけど、左足が動いてしまいます。
動くことを訴えたけど、冷たいものを当てられたり、何かチクチクすることをされて、《効いてるから大丈夫、効いてなかったら今の激痛だから》と言われて手術が始まってしまいました。
痛い…!
気の所為じゃなくて、痛い。
今となってはどういう痛みだったか覚えていませんが…。
痛すぎて顔が歪んで、声も出せませんでした。
看護師さんがすぐに気づいて声をかけてくれて、痛いということを伝えられました。
頭のあたりにいる麻酔科医が《麻酔の量増やしますね》って遠くで言ってる声がしたけど、それどころじゃなくて。
《効いてないんじゃないですか!?だいぶ痛がってますよ!?》って看護師さんが言うと、麻酔科医は《そんな筈はないですよ、効く筈の量を入れてますから》、そんなニュアンスの受け答えをしていました。
詳しいことは覚えていないけど、マスクを付けられて意識が遠のいていく時に、一度覚醒してしまって、激しい痛みがまた襲って来て、直後にまた意識が遠のいていったのは覚えています。
寝ている間、遠くの方で赤ちゃんの泣き声がした気がしました。
目が覚めたのは、すべてが終わって手術台からベッドに移る時でした。
赤ちゃんは元気で、低出生体重児だから念のため保育器に入っているとのこと。
産まれてすぐに見せようと声をかけてくれたらしいけど、聞こえませんでした…!
エレベーターに乗る頃には、もう傷の左側が痛くなっていました。右側は何の感覚もないのに。
看護師さんが《旦那さん、すっかりパパの顔になってデレてますよ》《mocoさんに見せるんだ、って言ってビデオ撮ってくれてますよ》って教えてくれました。
旦那が撮ってきてくれた我が子の動画を見て、なんとも言えない気分になりました。
早く会いたい…!
午後に許可が出て、チビちゃんが病室にやってきました。
ちっちゃいちっちゃいチビちゃんは、ほかほかしてて、くにゃくにゃしていました。
胸の上に乗せてもらったけど、「こんなに大きな子がお腹に居たんだ…!」ってびっくり。
これでも低出生体重児だなんて。
看護師さんに、初めての家族写真を撮ってもらいました。
お腹の傷はやっぱり左側が痛みました。
看護師さんによると『麻酔針の角度がよくなくて、左半身への供給が不十分だったのかもしれない》とのことでした。
追加で麻酔液?を入れても痛みが変わらないから、恐らくそうだったんだと思います。
足がものすごく浮腫んで痛くなったり、点滴の針から漏れて腕が腫れたり、看護師さんが下手でその後うまくルートが取れなかったり、翌朝から通常食が出てきたから食べたり(笑)、午後からは歩いたり。
ちっちゃいチビちゃんは、母乳とミルクの混合栄養となりました。
後に完全母乳になったけど、同時期の入院の人でミルクを使っていたのは私ひとりだったから、なんだか苦しかったです。
チビちゃんが育てばそれでいいとは思いつつも、チビちゃんに申し訳ない気持ちがありました。
ちびっこチビちゃんは、《体力もないしうまく飲めてない》と言われたけど、ミルクを作って授乳してミルクを飲ませて搾乳して、哺乳瓶と搾乳器を洗って…、というのが、身体にとっても心にとってもしんどかったです。
夜勤の看護師さんが、《使い終わったら置いておいて、後で洗っておくから。少しでも休んでね》と言ってくれたのが嬉しかったです。
予定通りに退院して、家族3人の暮らしが始まりました。
2年半後、こんなバタバタな日々になるなんて思ってなかったですけどね(笑)
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37週5日、月曜日。
前日の夜からは絶飲食。
5時に起きてトイレに行って、弾性ストッキングを履いて、術衣に着替えて待ちました。
6時に看護師さんが来て、体温と血圧を測ったり、点滴のルートを取ったり…。
9時からの予定だったけど、少し遅れるという連絡がありました。
一緒に入る看護師さんは、大好きな看護師さん2人。それだけで心強かったです。
看護師さん2人と旦那と、4人で手術室前まで歩いて行きました。
旦那は家族控え室で待機。
私の出産した病院では、術衣のまま手術台に横になり、下着は看護師さんが脱がせてくれて、スナップボタンの術衣の前を外されて、横向きに寝転んで麻酔、という流れでした。
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ちなみに、病院によって服を脱ぐタイミングが違うらしいと知ったのは産後のことです。
友達の出産した病院は、手術台の横で術衣と下着を脱いで、裸で手術台に乗って、横向きに寝転んで麻酔、という流れだったらしく…。
下着脱がされるのもちょっと抵抗あるけど、全裸で階段登るのを見られるのは嫌です…!!!
痛いと噂の麻酔は大して痛くありませんでした。
仲良しの看護師さんが手を握りに来てくれて、身体をさすってくれて「大丈夫だからね」って声をかけてくれたけど、私が痛がってないことにびっくりしてました(笑)
「あれ、もう麻酔終わったの?」
「手術台ってあったかくて気持ちいいー」
なんて呑気なこと言う妊婦は珍しいそうです。
ただし、よかったのはそこまででした。
麻酔が効くと動かないと聞いていたけど、左足が動いてしまいます。
動くことを訴えたけど、冷たいものを当てられたり、何かチクチクすることをされて、《効いてるから大丈夫、効いてなかったら今の激痛だから》と言われて手術が始まってしまいました。
痛い…!
気の所為じゃなくて、痛い。
今となってはどういう痛みだったか覚えていませんが…。
痛すぎて顔が歪んで、声も出せませんでした。
看護師さんがすぐに気づいて声をかけてくれて、痛いということを伝えられました。
頭のあたりにいる麻酔科医が《麻酔の量増やしますね》って遠くで言ってる声がしたけど、それどころじゃなくて。
《効いてないんじゃないですか!?だいぶ痛がってますよ!?》って看護師さんが言うと、麻酔科医は《そんな筈はないですよ、効く筈の量を入れてますから》、そんなニュアンスの受け答えをしていました。
詳しいことは覚えていないけど、マスクを付けられて意識が遠のいていく時に、一度覚醒してしまって、激しい痛みがまた襲って来て、直後にまた意識が遠のいていったのは覚えています。
寝ている間、遠くの方で赤ちゃんの泣き声がした気がしました。
目が覚めたのは、すべてが終わって手術台からベッドに移る時でした。
赤ちゃんは元気で、低出生体重児だから念のため保育器に入っているとのこと。
産まれてすぐに見せようと声をかけてくれたらしいけど、聞こえませんでした…!
エレベーターに乗る頃には、もう傷の左側が痛くなっていました。右側は何の感覚もないのに。
看護師さんが《旦那さん、すっかりパパの顔になってデレてますよ》《mocoさんに見せるんだ、って言ってビデオ撮ってくれてますよ》って教えてくれました。
旦那が撮ってきてくれた我が子の動画を見て、なんとも言えない気分になりました。
早く会いたい…!
午後に許可が出て、チビちゃんが病室にやってきました。
ちっちゃいちっちゃいチビちゃんは、ほかほかしてて、くにゃくにゃしていました。
胸の上に乗せてもらったけど、「こんなに大きな子がお腹に居たんだ…!」ってびっくり。
これでも低出生体重児だなんて。
看護師さんに、初めての家族写真を撮ってもらいました。
お腹の傷はやっぱり左側が痛みました。
看護師さんによると『麻酔針の角度がよくなくて、左半身への供給が不十分だったのかもしれない》とのことでした。
追加で麻酔液?を入れても痛みが変わらないから、恐らくそうだったんだと思います。
足がものすごく浮腫んで痛くなったり、点滴の針から漏れて腕が腫れたり、看護師さんが下手でその後うまくルートが取れなかったり、翌朝から通常食が出てきたから食べたり(笑)、午後からは歩いたり。
ちっちゃいチビちゃんは、母乳とミルクの混合栄養となりました。
後に完全母乳になったけど、同時期の入院の人でミルクを使っていたのは私ひとりだったから、なんだか苦しかったです。
チビちゃんが育てばそれでいいとは思いつつも、チビちゃんに申し訳ない気持ちがありました。
ちびっこチビちゃんは、《体力もないしうまく飲めてない》と言われたけど、ミルクを作って授乳してミルクを飲ませて搾乳して、哺乳瓶と搾乳器を洗って…、というのが、身体にとっても心にとってもしんどかったです。
夜勤の看護師さんが、《使い終わったら置いておいて、後で洗っておくから。少しでも休んでね》と言ってくれたのが嬉しかったです。
予定通りに退院して、家族3人の暮らしが始まりました。
2年半後、こんなバタバタな日々になるなんて思ってなかったですけどね(笑)
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