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小さな子が騒ぐ・暴れるのは親のしつけが悪いから? [発達]


タイトルの答えは《NO》です。



チビちゃんは、《応じる力》が月齢相当ではないと言われています。

傍目に見ていれば《イヤイヤ期》です。


私がチビちゃんの発達診断を望んだのは、これがただの《イヤイヤ期》の《普通》なのか《普通でないのか》を知りたかったからです。

そんなチビちゃんと出掛けると、《だだこね》がひどいことがあります。
《よく》あります、の方が正しいかもしれません。


先日チビちゃんと2人でスーパーに行った時に他人に掛けられた言葉に、私はショックを受けました。




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その日は仕事で、保育園のお迎えに行った後でした。
雨が降っていたから真っ直ぐ帰宅したかったのですが…

『かいもん!チビかいもんいく!!』

雨が降っていること、買い物をしなくても晩ご飯は作れること、ママは帰りたいことを伝えましたが…

『いやぁぁぁ!!!チビかいもんいくの!!』

ジタバタジタバタ大泣き、大暴れで車に乗りませんでした。

雨が酷くなっても困るし、既に私はだいぶ濡れてしまっていたので(保育園の駐車場で屋根はありません)チビちゃんと約束しました。

《カートに乗るなら買い物に連れて行く》と。



『うん!チビカートのるよぉ〜!』




駐車場に屋根のあるスーパーに着いて、降りる前に再度確認しました。

『チビカートいや!のらないもーん!』


「乗らないなら買い物はやめるね」と言うと慌てたチビちゃんはニコニコ。

『のる!チビカートのるー!』


しっかりと約束してからスーパーに向かいました。





が、案の定乗らない。

カートを押すとごねて、大好きなみかんで気を引いたけどダメ。

「一緒に押そうね」と言っても『いやぁぁぁ!!!チビおすの!ママやめて!!』と突き飛ばされます。



2歳8ヶ月の子が押せるほど、カートの扱いは簡単じゃないですよね。

野菜の山にぶつかりそうになったり、夕方で適度に混み合った店内だったので人にぶつかりそうになったりするのを、なんとかコントロールしていました。


それがチビちゃんは気に食わなくて『いやだぁぁあ!いやぁぁぁ!!!』『まーま!やめて!!』と泣きわめきます。

すれ違う人が《何事!?》という顔をしてこちらを伺っていました。




「これで親が怒鳴ったらダメだ」と思いました。


「ハイハイチビくーん、ママと押そうねー」
「何がイヤなのー?」
「お買い物して帰ろうねー」
「イヤだね押したいねー、でもぶつかっちゃったらみんな痛いよ?」
「わーかっこいい、ママと押せるのかっこいいなー」

通路の隅でしゃがんで、チビちゃんと何度も話をしましたが、興奮したチビちゃんには伝わりません。
その間もジタバタ暴れる始末。



『チビおすのー!!』とまたカートを押して走り出しました。

人にぶつかることはありませんでしたが、確実に迷惑は掛けていたと思います。




チビちゃんを抱え上げて話をしようとしたら大暴れ。

『いやだぁぁあ!!』


おろすと

『いやだぁぁあ!』



そんな時、周りから声が聞こえました。

【泣いてるねー】

【かわいそうに】

【あぁいうのって親のしつけがねー】

【うわぁ…】


カクテルパーティ効果(自分に関わる言葉は聞き取れる)を感じました。

その言葉たちは、私たち親子に向けられた言葉。




ただ買い物をしたいだけです。

《堪え性のない子》に見えても、《発達障害》の可能性もあります。
(チビちゃんはあくまで《グレー》で、まだわかりません)


子どもだって、発達障害の有無に関わらず、感情のコントロールができなくて苦しんでいます。
言葉が出ない、伝わらないのはストレスです。

親だって、そんな子どもと日々接していて疲弊しています。


それを、追い詰めるようなことをどうして口に出せるのか。






チビちゃんを抱きしめて話をしました。


お買い物したらおうちに帰ること。
帰ったらチビの好きなお肉料理を作ること。
カートを押すのはチビが思うより難しいこと。
手を繋ぐかカートに乗るかしてほしいこと。
嫌なことがあっても泣き叫ぶのではママにはどうしたいのかわからないこと。

その上で《一緒にお買い物しようね》と。



チビちゃんの機嫌は治りましたが、今度は元気よく走り回りました。

私が何かを籠に入れる一瞬の隙をついて視界から消え、その度に違う売り場に走って逃げる。

何度も繰り返しました。

レジで会計している間も、チョロチョロ走り回りました。



【まぁっ!親が見ていないから…】

チビちゃんを見た中年女性がそんなことを言っていましたが…、

レジでお金を払う時、カートに乗らない走り回る子どもをどうやって見ていればいいのか。

片手には財布、片手は支払い、

…あれ?手って3本目ありましたっけ?

紐でもつけろって?

それはそれで《犬みたい》という別の批判を生むんですよね。

でもハーネス、我が家も使用を検討しようかと思っています。



次に言われたら、言い返したいんですけどね。

「すみません、未熟なものでこのような時の対処がわかりません。わかるようでしたらお教えいただけますか?」


…喧嘩売ってるようにしか聞こえませんね(笑)






ちなみに私は、外出先でそういう光景を見ると話しかけたり、さりげなく話題にするようにしています。


私が大人といる時なら、

「あれくらいって親が大変だよね」
「言って聞く年じゃないもんねー」



その子どもが親の目を盗んで走ってきたら、

「ママあっちで待ってるよ。探しちゃうよ?」



チビちゃんと二人なら

「チビちゃんもあんな頃があったんだよ」
「チビちゃん今はちゃんと手を繋げるようになったもんねー」



もちろんそれは、チビちゃんが《そういう状況》じゃない時だけですが。


それで批判的な目をして見ていた人がそっぽを向いたことも、【いやぁねぇ】と言っていた人がハッとしたのも、疲れた顔をしていたママと目が合ってお互い笑ったこともあります。




みんながもっと心にゆとりが持てればいいのにな、と思います。

もし、困っている親御さんを見つけたら、優しく見守るだけではなく、助けられる人になりたいな、とつくづく思います。


それが出来ない人は、せめて目の前で批判しないであげて欲しいです。




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